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2007年02月18日

新歌舞伎座公演8日目

『俺はその事を誇りに思っている』by Tomio
2007. 2.18_01.jpg

富美男企画 吉原です。

今朝の難波の気温は街頭の温度計によると5°Cでした。
数日前まで『大阪は暖かいです』とか言っておきながら全く説得力がありませんが、、、汗
とにかく『寒い』の一言。
急激な温度変化からか最近、楽屋内で風邪が流行しています。
体調管理も仕事の内。
各々で予防に努めてはいるようですが、、、
いかんせん御園座公演からのロングランのせいか疲れも蓄積されたピーク時期。。。
免疫力も一番低下している頃でしょう。
そんな中、ロビーでグッズ販売をしている際に感じる事。
東名阪の3劇場の中では開場と同時に外気が一気に入り込むここ新歌舞伎座が一番寒い。
今日は自分でも珍しくTシャツの上にベストを着込みウィンドパーカーを羽織る防寒態勢でいたところ
馴染みのお客さんに
『吉原さんでもTシャツの上に何か着ることってあるんですね』
『ってオイ!』
と突っ込みを入れたくなります(笑)。
そりゃ〜昔は雪降る中でもTシャツ1枚で仕事、、してましたよ!
けれども悲しいかな最近はもう若くない訳でして。。。
しかし...隣でTシャツ1枚の姿で働くKちゃんを見ると・・・
若いっていいよね。。。(しみじみ)
風邪はひき始めかな?と思う時の処置が肝心で、
『あっヤバいかな?!』
と、感じたらとにかく栄養ドリンクと市販薬を口にする(Mっち、さんきゅぅぅ〜)。
ちなみに俺のお薦めは『新ジキニン顆粒&ユンケルの安いやつ』に加えてボルビックを大量に飲む→トイレが近くなる。
大概はこれで1発で治ります。
これが正しいのか間違っているのはさておき、、、
こういうのはスタッフ間でよくみる光景です。
(ちなみに富美男氏は初期症状を感じたときはとりあえずドリスタンをお湯で溶いて飲んでいます)
連日大勢のお客様が出入りするためロビ−内は一番風邪菌が蔓延しているであろう場所。
その方々と接客することで菌をもらう確率も高い。
のちに楽屋へ戻ると・・そこには出演者の皆様。
自分一人だけ苦しむのならどーってこと無いのですが、それが看板さんに移す様な事があっては大変です。
こういう図式があるので、、自分なりに意識しています。
それでも、、とある方が風邪をひくと
『あーよっし〜に風邪うつされたー』
と。。。チクッとくる台詞を発するんですよねぇ〜誰か氏は。。。(笑)

その昔、43°の高熱でも下北沢の舞台に立ったと話す富美男氏。
最前列の常連さんに目に見て余る程『今日はどこか様子が違う』と思われても、
駆けつけたお医者さんに
『あなたはこの人を殺す気ですか?』と叱りつけられても、
『トンちゃん!幕が揚がるんだよっ早く支度しなっっ!!!』
『倒れるならここ(楽屋)ではなく舞台の上で倒れるんだよ!』と叱咤したお母さん、竹沢龍千代。
(一部、言い回しは違ったかも知れませんが)
母親がそれを言わなくてはならない心中はとても複雑であったと思います。
あの時はわかんなかったけど、今なら理解することが出来るよ。
俺を観に来てくれたお客さんがそこにいるのにどうして穴をあける事が出来る?
ここ数年で舞台公演中の病が隣り合わせになりつつある富美男氏。
昨年5月の新歌舞伎座で起きた急性膵炎がどうやら慢性となっているような気がします。
周囲の心配を他所に俺は検査はしないとキッパリ。
こじつけではありませんが、あの時のお母さんの心中に似ている気がします。
数年先まで決まっているスケジュール。
検査したところで何か(悪い結果が)出るに決まってる。
だからってお前達は俺を休ませられるのか?違うだろう?なら...黙っててくれよ!
安心してくれ、俺はどんな事が起きようとも舞台に立つから。
後に続く言葉が何も見つかりませんでした。
こういう話を書くと事務所的に作っていると思われそうですが、、、
まぁそう思う方はきっとここをご覧にはならないでしょう。
こういう強い精神で舞台に望む氏を中には批判する方もいらっしゃいます。
が、それはそれで構いません。
娯楽は世の中に星の数ほどあるわけですから、、、
需要と供給。
それを選ぶ自由がこの国にはあります。
一度ご覧になって合わないと感じたのならそれで良いでしょう。
『他所の劇場へ行って下さい』
でも少なくとも富美男氏は真剣です。
それを茶化すだけなら、、やめて戴きたい。
観なければ良いと俺は思います。
夜食が細くなった富美男氏はこう話していました。
『3度の飯を2度に減らしても・・・(中略)』
という台詞を(娘役の劇団員が言うと)アハハハと笑うお客さんがいるんだよな。。。
どうして笑う?
今の時代がそうさせているのかも知れないけど、
この言葉に含まれた意味をきっと理解してもらえないのだろうな。。。
悲しいけど仕方がない。
そうだからといって我々の演じている事を理解出来ないのなら必要ないだなんて言わないさ。
じゃあどうやったら。。
と自分の子供程に歳の違う劇団員達と鍋に箸を突き合いながら、
同じ釜、同じ目線で笑いながらここが役者の腕の見せ所なんだよと演技論を語り合う富美男氏。
俗に役者馬鹿ってきっと↑こういう方なんでしょうね。
(勿論、良い意味でですよ)
じゃあ、それならとことん馬鹿で居続けて欲しいものです。
役者に完成はない。
役者なんて上を見たらキリがないけど、だから終わりもないんだよ。
と、、まぁホント魅力の尽きないお方です。

公演が続いてくると休みが無いというのは結構イタイのですが、、、
我々舞台人にとっては逆にそれが光栄な事であったりもする訳です。
富美男氏も口では
『あーーぁ、[ふぅぅ〜] 明日ゴルフ行きてぇ〜なぁ〜』とか、
『明日、大雪になって休みになんないかなぁ〜』とまぁ夢みたいな爆弾発言独り言をたまに言ってます。
(トミー楽屋ではこれを『やっちくねぇ〜病(やりたくない)』と呼びます / 笑)
しかし我々が他の月には無いような強行スケジュールであったとしても、
それはある意味で期待されているからでしょう。
別に天狗になるわけじゃないけど、俺は(休演日がない)その事を誇りに思っている。
仮に休みが欲しいのなら、この仕事を選ばなければ良いのだし、それだけ周囲より期待されているって素敵な事じゃない。
役者なんて期待されなくなったらお終いなんだから。。。
(↑詳しくは3月20日発売の月刊『歌謡アリーナ』5月号誌面にて)
☆☆☆マジで男っトコ前です☆☆☆
テレビで映る毒舌なキャラ。
その陰に見え隠れする芯はしっかり骨太なんだけど、
実はチャーミングであるこの人柄にファンの方は皆さんシビれちゃうのでしょうね。。。
ビリビリビリ...わかります。
明日、中日を迎える新歌舞伎座公演。
リピーターのお客様も続々と御来場する中で良い意味のマンネリを御満足して戴ける為にどのように努めるか。
入場口の垂れ幕をあと何回掲げる事が出来るのか。
多方面より込められたその御期待に沿えるように尽力致します。
それでは明日の舞台に乞うご期待☆≡

あー眠みぃ〜〜〜

投稿者 K.Yoshihara : 2007年02月18日 03:08

コメント

副座長及び、劇団員、スタッフの皆様、体調は十分すぎるほど
気遣ってくださいね。
私は、いつもながら梅沢劇団のぎっしりと詰まった
スケジュールを見ただけで、目が回りそうです。

でも、ファンの為に頑張ってくださってるので、感謝です。
そして、今オヤジブログにも流れている「秋蛍」、
すごくいい曲ですね。

是非、ステージで生歌聴いてみたいです。

PS 吉原さんのお父様、お体大切になさってくださいね。

投稿者 ブログファンの私です。 : 2007年02月18日 18:22

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