IMG_5782.jpg
 

« 御園座公演 8日目 | トンちゃん劇場日記TOPに戻る | 御園座公演 9日目 »

2007年08月09日

御園座公演 8日目 [緊急報告]

『しっかし・・(俺も)凄い力だなぁ〜』by tomio
2007. 8. 8_011.jpg

富美男企画 吉原です。

今日は2回に分けて更新いたします。
御園座8月公演。
今回は初日より富美男氏の体調が優れず、、何だか憂鬱だなぁ〜と思っておりました。
ここ2、3日で腰痛も↑↑↑な感じで正直ホっとしておりました。

先日、三重テレビで再放送された。
(↑再放送されるって知らなかったデス。。。)
『人気公演の舞台ウラ!座長はつらいよ』で富美男氏も話していた通り、
座長、梅沢武生氏。
梅沢武生劇団にこの人あり、この人なくては梅沢劇団はありえない。
そんな矢先。。。
8日、昼の部の舞踊ショー中に起きた事故。
韓国衣裳を身を包み、客席と舞台が一体となる演目。
前回の御園座公演に引き続き、あの演目が見たいというアンコールを頂戴して行われていました。

いつも通り、すっぽん上にスタンバイされた二人を見届け舞台へ戻ろうとした時。
テレビモニターを見るといつもと様子が違う。
中央せりから上がってきた前川さんに向かってすでに本舞台へ移動しているはずの二人。
しかしモニターに映る二人の姿は未だすっぽん上に固まったまま。
その上、舞踊中に聞こえるはずのない座長の声が響く。
かすかに聞きとれるのは
『富美男、助けてくれ〜!!!』
『!??』
もしや?!確認したはずの衣裳が隙間に挟まった??
上の様子が全く見えないすっぽん下からで脳裏を過るのは悪いことばかり。。。
結果。
よりにもよって挟まったのは衣裳では無く、座長の左足だったそう。
無情にも舞踊ショーの音楽はそのまま流れ続け、、、
下にいた俺は
『すっぽんでトラブルが起きた場合にはとりあえずワンタッチ下げるのが安全策』
と、明治座の大道具さんから聞いていたので下げる事を決断。。その指示を伝達。
そんな中で富美男氏は無我夢中で両手をすっぽんの狭い隙間に突っ込み花道の板をひっぺがして座長の足を救出。
後から聞けば富美男氏が引き上げるのと俺がすっぽんを下げたタイミングが良かったとの事。。。
一歩間違えば座長の足、、富美男氏の指を無くしていたかも知れない。。
『しっかし・・凄い力だなぁ〜』
厚さ数センチあったであろう板を持ち上げ、そして幅2.5cm、長さにして50cmほどを引き裂いたのですから。。。
『火事場の何とかってやつだったのだろうけど、俺の腕力もまだまだ行けるな(笑)』
楽屋で氏はこう話してくれた。
『あの時、俺はそんなこと考えもしなかった・・冷静に(指を失う、、)そんなことを考えていたら手なんか入れられないよ!』
その言葉を聞き、背筋に悪寒が走りました。
破けた足袋を引きずりながらも昼の部を努め抜いた座長。
どこかの役者とは舞台に対する姿勢・思い・責任が違う。
何よりも背負っている使命の器が違いすぎる。
比べる事自体が失礼かもしれないが、、、(正直、あのニュースには呆れた)
まさか骨折しているとは思わなかった。
富美男氏も足に触れたさいの痛がりようが尋常では無かった。
『間違いなく(骨が)折れてるだろう。』
『でも薄利とか粉砕、ヒビとかよりは折れていた方が治りは早いだろうな』
休演になってもおかしくない夜の部。
口上で『今回は富美男に助けられました』と話し、
ドス黒く紫色に腫れ上がった足を引きずり夜の部をも最後まで努め、病院へ直行。
レントゲンの結果。
診断結果はやはり骨折。
お見舞いに駆けつけた富美男氏に
『大丈夫だよ富美男』
『綺麗な骨をしていたぞ』
『こんなに丈夫に生んでくれた母ちゃんに感謝だな。。。』
と、痛みをこらえながら笑って話す座長。
この劇団がお客さまより長く愛される理由はこれだ!
感無量。
言葉がありません。
しかし千穐楽までの道のりが更に長い道のりとなりました。
理由はどうであれ代役等立てられる訳ありません。
足の裏を縫って途中降板出来ても、この人に替われる人が存在しないのだから。。。
でもこの兄弟コンビなら最強無敵☆

2007. 8. 8_012.jpg2007. 8. 8_013.jpg

こうした理由で明日より演目が部分的に若干変更となるかも知れませんが、千穐楽の23日まで突っ走ります。
引き続き皆さんの温かい御声援を頂戴賜りたく思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。
そして明日の舞台も乞うご期待下さい。
あえて!声を大にして申し上げる次第にございます。
それでは☆≡

投稿者 K.Yoshihara : 2007年08月09日 02:15

コメント

 初めてコメントします。御園座2日目の夜の部、拝見しました。副座長のご様子が、いつもと違ったので、『夏バテされているかな』と気になっていましたが、吉原さんのご報告で、舞台裏が良く伝わり、毎日、祈る想いで更新を拝読しています。

私にとって、梅沢劇団の公演は、元気と幸せが湧き上がるかけがえのない劇団です。今回は、初めて千秋楽も拝見しますので、2度目の名古屋行きを毎日指折り数えながら過ごしていました。

武生座長は2月の新歌舞伎座で拝見したときよりも、今回の口上のときは、おみ足の様子が、ずいぶん良くなられたように感じて安心していました。が、今回の件は、なんと申し上げてよいか言葉を失います。言葉が思いつかず、胸が痛いですが、どうぞ一日も早いご回復と千秋楽までのご公演のご成功を、心よりお祈りしています。

それから、熱い毎日の中、頻繁に更新してくださる吉原さんに心から感謝です。公演中で大変だと思いますが、吉原さんも体調に気をつけてください。ほんとうにありがとう。。。


投稿者 KEIKO : 2007年08月09日 12:40